私達が目指すもの

スマートフォンは、操作しやすい「電子頭脳」である

スマートフォンは、最先端の集積回路とミクロな電子機械素子(例えばMEMS)を組合せ、堅牢なオペレーティング・システムであるリナックス(Linux)に新しい制御性を持たせた、操作しやすい「電子頭脳」になっています。張り巡らされたインターネット網と併せて活用すれば、視覚障碍者にも使いやすいシステムが構築できるはずです。事実、アップル社のアイフォンもグーグル社のアンドロイドも、視覚障碍者の利用を想定し、音声ベースで操作できる機能を組み込んでいます。

スマートフォンやタブレットは、障碍者に向いている

スマートフォンやタブレットは、多くの職場で、必修の情報機器となっています。手で触れるキーボードがない点で、視覚障碍者には使用が難しいと思われてきました。私達は、機器が提供する機能が限られた操作で使いこなせる点で、スマートフォンやタブレットは、パソコンよりも障碍者に向いていると考えます。問題は、アプリが無料あるいは廉価販売されるため、マニュアルが提供されないこと、機器やOSの更新サイクルが極めて短いことにあると思っています。ユニバーサル-アクセス携帯(UA携帯、ユーエイ携帯)は、この2点を克服する「携帯電話兼情報端末」です。

アクセシビリティに配慮した機能が、活用されていない

アップル社やグーグル社が、障碍者に配慮した機能を開発し、スマホやタブレットのアクセシビリティを高めていても、多くのアプリ、特に日本で開発されたアプリは、これらの機能に対応していません。この背景には、これらの機能の存在や、利用方法が、多くのアプリ開発者に知られていない事実があります。またアンドロイド・スマホは、通信業者独自のレイヤーが被さっているため、使い方がまちまちで、スマホやアプリの使い方のマニュアルを用意することさえ、不可能となっています。

新しい可能性を、ユニバーサル・アクセス携帯で感じて欲しい

ユニバーサル・アクセス携帯(UA携帯)は、アンドロイドが提供するアクセシビリティ機能、トークバックや画面拡大機能と、クリエートシステム開発による日本語合成音声や日本語入力のキー配列をベースに、視覚障碍者が使いやすくアレンジして提供する、アンドロイド・スマホやタブレットの総称です。価格を下げるため優良な中古機器を購入し、OSを最新のものに入れ替え、システムが簡単で統一的に使えるように工夫をしました。このため、機種によっては、OSを、アンドロイドと同等な、サイアノジェン・モッヅ(CMと略記)に入れ替えています。UA携帯はシムフリーで提供しているので、ワイヤレス・インターネットが使える学校や職場や家庭で、インターネット電話の番号を購入するだけでスマートフォンを体験できます。さらにモバイル・データー通信を提供する業者と契約すれば、屋外でも携帯電話として使えるようになります。

UA携帯のマニュアルをダウンロードして、学習してください

UA携帯では、グーグルが提供する「トークバック」の機能と、パソコンで広く使われてきた、ドキュメント・トーカーの音声化ソフト(TTS)を組み合わせています。そして、トークバックへの対応が比較的良いアプリを選び、障碍者が使いやすいように設定して搭載しています。インストールされている主要なアプリをトークバックで利用する方法を、HTML形式のファイルで提供しています。ダウンロードし、パソコンの音声対応のブラウザーで聞きながら、UA携帯に習熟してください。トークバック機能をベースにしたアンドロイド・スマホの解説書は、私達が提供するものだけと言えます。

UA携帯に習熟すれば、情報格差を克服できます

UA携帯は、市販されているアンドロイドと同じ様に使える点で、機能を制限して年長者や障碍者に使いやすくしたスマートフォンとは、大きく異なります。UA携帯の使い方に習熟すれば、晴眼者との情報格差を克服できるだけでなく、今後の新機種にも、晴眼者と同じ程度の努力で、対応できると思います。そのかわり、最初に習得する時には、かなりの覚悟と努力が必要となります。

障害者ユーザーの増加が、アクセシビリティ向上の力となります

私達は、アンドロイドを使いこなす障碍者が増え、日本のアプリ開発業者が、障碍者の利用を念頭に入れた開発をするようになることを願っています。今も、ユーザーの後押しを得て、対応不十分な部分をアプリ開発者に指摘し、改善を依頼し続けています。このような活動の積み重ねで、晴眼者との情報格差を狭めることが出来ると信じています。一緒に努力しましょう。