この数年、スマートフォンや情報通信機器に急速に普及してきた技術の一つが、近距離無線通信技術、あるいは、ブルーツースとよばれる技術です。
スマホやタブレットと、線で結ぶことなく、ヘッドセットを動かせたり、点字ディスプレーを動かすことができます。
このブルーツースには、消費電力が極めて低い、Low Energy版、あるいは略して、BLEと呼ばれる規格があります。
この規格が国際標準となると、超小型・省エネ・低コストのBLEの送受信ICが急速に普及してきました。これらには、世界に一つしかない固有のID番号が割り当てられています。
すなわちID番号を登録しておけば、ビーコンの持ち主や機器を特定することが可能です。
カバンなどに入れておけば、スマホで、探しあてることができます。
我々は、試作を繰り返し、バッテリーを長持ちさせ、ブザーを鳴らすことで場所を数センチメートルで特定できるように改良しました。
ブザーで視覚障碍者に、「近くにいるよ」と知らせたり、どのような支援が必要か、知らせることができるようにしたのです。UA携帯に入っているアプリでは、予め指定したブザー付きビーコンを、10メートル以内の指定する距離で検出すると、ブザーを鳴らしたり、スマホで予め設定したメッセージを喋らせることができます。
以下に、3つの活用例を、図で示し、その下に活用例を箇条書きで示します。
以下に、活用例を箇条書きします。
- 市役所や図書館などの公共施設の玄関口、エレベーター、部局のドアー、トイレなどにブザー付きビーコンを固定し、スマホやタブレットを持つ要支援者が近づくと、声で、場所やメッセージ、さらに距離を知らせる。
講演会の会場、バス停、歩行経路中の信号などにビーコンを固定しても、同じように使えます。
- 上と逆に、公共施設の玄関口、エレベーター、部局のドアー、トイレなどにスマホを固定し、ブザー付きビーコンを持つ要支援者が近づくと、声で場所やメッセージ、さらに距離を知らせる。ブザー付きビーコンを要支援者は、ブザーが鳴るので、スマホに検出されていることをが判ります。
講演会の会場、近くのバス停、経路の曲がり角などでも、同じように使えます。
スマホの音声を大きくするには、音声出力にスピーカを接続します。
ブザー付きビーコンは、安価なので、地方自治体が、要支援者に予め配っておくことも、財政的な負担にならないでしょう。
- 旅行先のホテルの部屋のドアーに、ブザー付きビーコンをかけておき、携帯しているスマホで、ブザー付きビーコンまでの距離を知り、ブザーを鳴らせることで、ドアーノブの位置を知ることが出来ます。
- 友人と会う時に、ブザー付きビーコンを友人に送っておき、スマホで待ち合わせ場所に着いたかどうか知ることができます。
ブザーを鳴らすことで、近くにいることを知らせることがでます。
- 駅などに、スマホを設置し、ブザー付きビーコンを配っておいた要支援者が駅やプラットホームに来たことが判ります。
UA携帯のアプリでは、カメラで撮影し映像を送ったり、スピーカーで注意を促すことなども出来ます。また登録済みのIDと照合し、どのような支援が必要かなどを、支援者や運転手・車掌に電話などで知らせることができます。
- ブザー付きビーコンには、電源スイッチが付いているので、プライバシーを保ちたいときには、完全にオフにできます。
現在提供できるのは、手ではんだ付けをした、ブザー付きビーコンの試作品です。
上に記述した機能を全て備えています。
価格は郵送料金を含めて、3000円です。
希望されるかたは、そのように申し出てください。
リンク「申込用紙のダウンロード」から申込用紙をダウンロードし、記入いただき、署名あるい印鑑を押して、書かれている住所に送って下さい。品物が届いた後で、振込先をお知らせします。
ブザー付きビーコンの購入申込用紙のダウンロード
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